OKIのクラウドPBX「EXaaS音声クラウドサービス」は短期利用も可能!
この記事の目次
ビジネスフォンを利用している会社の中には、
・電話の取り次ぎが面倒
・電話の管理や運用に手間がかかる
などの業務効率面でお困りではないでしょうか?
そんなときに役立てていただきたいのが、OKIが提供する「EXaaS音声クラウドサービス」です。
正確には、沖電気工業のグルーブ企業「OKIクロステック」が提供するクラウド型IP電話サービスになります。
スマートフォンも大手携帯キャリアのFMCサービスと提携させることでビジネスフォンとして活用できるのです。
ここからは、OKIクロステックが提供する「EXaaS音声クラウドサービス」の特長やサービス内容、料金体系などお話していきます。
<4>1.「EXaaS音声クラウドサービス」の特長
EXaaS音声クラウドサービスは、国内屈指の電気機器メーカー「沖電気工業」が提供する「マネージドクラウドEXaaS(エクサース)」の業種共通サービスの1つです。
従来のビジネスフォンで必要な主装置(PBX)の機能をクラウド上からIPネットワークを活用して提供するクラウド型IP電話サービスになります。
ここで、クラウドや主装置(PBX)について簡単に説明しておきます。
内容 | |
主装置(PBX) | 小型の電話交換機を指し、外線通話や内線同士の相互通話を制御する機器 |
クラウド | インターネット上の空間(サーバーなど)にアクセスすることで、各種サービスが利用できるようになるほか画像やデータが保存できるサービスの総称 |
そこで、EXaaS音声クラウドサービスは「プライベート型」と「共用利用型」に分けられ、共用利用型の方を「OKIクロステック」が提供しているのです。
プライベート型は、主装置(PBX)機能を自社内または外部のデータセンターなどに構築します。
内線・外線を合わせて5,000ポート(端子)以上の大規模オフィスに最適なサービスになり、導入に当たっては個別に見積もりが必要になります。
共用利用型は一般的なクラウドPBXと同じように、主装置(PBX)機能をEXaaSデータセンターから提供するクラウド型のIP電話システムです。
ここからは、共用利用型を中心に説明を進めていきますが、まず現状で使っている電話番号をそのまま利用できます。
また、基本サービスはあらかじめ決められているので、1ヶ月間だけ利用したいなど短期間導入したいときでも便利に活用できるのです。
デバイスおよび携帯キャリアフリー
EXaaS音声クラウドサービスの共用利用型では、
・アナログ電話機
・IP電話機(LANケーブルが接続できる電話機)
・スマートフォン、
・PHS
・ソフトフォン(パソコンに専用ソフトをインストールして、ヘッドセットを利用して通話を行う)
といった大抵の通信デバイスが利用できます。そのシステムのイメージは以下の通りです。
(引用:OKI|マネージドクラウド EXaaS(エクサース)音声クラウドサービス)
また、図の中にも表現されていますが、ドコモ、au、Softbankの大手携帯キャリアのFMCサービスを提携すれば、スマートフォンの内線化が図れます。
FMCは「Fixed-Mobile Convergence」の略語です。
「固定通信と携帯電話の融合」を意味し、ドコモ、au、ソフトバンクの大手携帯キャリアからは以下のFMCサービスが提供されています。
ドコモ:オフィスリンク
au(KDDI):ビジネスコールダイレクト
ソフトバンク:ホワイトオフィス
そこで、社員が個人で所有しているスマートフォンを利用すればBYOD化(個人所有の端末を業務で利用する)や、テレワーク(場所に捉われない働き方)にも活用できるようになります。
安心安全なサポート体制
システム導入後は、OKIクロステックのカスタマーセンターが24時間365日、サーバーの保守管理を行っています。
万一システム障害が発生したときでも、すぐにカスタマーセンターが対応してくれます。
また、重大なシステム障害が発生する危険を検知としたときは、分割された他の仮想サーバーにデータが自動移行してデータ損失などを防ぐバックアップ体制も充実しています。そのほかにも、電話機の増設やシステムの変更など、その都度カスタマーセンターに問い合せることで、リモート操作で変更や増設などの設定も行ってくれます。
このように、利用する企業は管理・運用、メンテナンスの手間が一切かからないので、維持費が大幅に削減できるのです。
2.「EXaaS音声クラウドサービス」で使える機能と料金体系
EXaaS音声クラウドサービスとは何か知っていただいたところで、この項では共用利用型のサービス内容と料金体系をご紹介します。
「EXaaS音声クラウドサービス」共用利用型のサービスメニュー
共用利用型で利用できるサービスは、標準で利用できる基本サービスとオプションサービスに分けられています。
【基本サービス】
サービス名 | 内容 |
基本機能利用サービス | 内線、外線、グループ機能などの通常機能を提供 |
運用維持管理サービス | 総合ヘルプデスク、システム保守(監視、ソフトウェア保守など)の運用・維持管理 |
運用管理代行サービス | 設備原簿、内線台帳などの運用管理の代行 |
【オプションサービス】
サービス名 | 内容 |
トラフィックレポート | 音声品質の測定・定期レポートを提供 |
課金サービス | 外線発信の課金情報を収集・定期レポートを提供 |
端末保守サービス | 電話機など端末運用の安定稼働、障害時の迅速な対応を目的とした保守 |
機器設定サービス | クラウド利用のための標準機能関連の機器設定作業 |
端末・GW設置サービス | クラウド利用のためのユーザー環境機器(電話機、LAN機器など)の設置・設定 |
保守工事サービス | 端末増・移設および設定変更などの保守工事 |
スマートフォン・IP内線電話サービス | 「EXaaS Mobile Deskサービス」とともにIP内線電話機能を提供 |
「EXaaS音声クラウドサービス」共用利用型の料金体系
利用料金に関しては、利用するサービスで全く異なるのでお問い合わせをして見積もりを出してもらわないと分かりません。
ですが、料金体系の「初期導入費」と「月額運用費」の項目は以下のように決められています。
【初期導入費】
・データセンター初期工事費
・電話端末および回線収容装置の機器費
・初期工事費(データ設定、現地配線工事、現地機器取付・試験調整工事)
【運用費/毎月】
・EXaaS音声クラウドサービスの月額利用料
・電話端末および回線収容装置の保守費
まずは資料請求してから導入を検討しましょう。
3.まとめ
今回はOKIが提供する「EXaaS音声クラウドサービス」をご紹介しました。
デバイスフリーおよび携帯キャリアフリーで、社員が所有しているスマートフォンを利用すれば、近年注目されているBYODやテレワークにも活用できます。
また、導入後はOKIクロステックのカスタマーセンターが24時間365日、サーバーの保守管理を行ってくれるので、運用管理・メンテナンスの手間も一切かからないのです。
クラウドPBXの導入に興味がある会社でどのクラウドPBXがいいのか迷っているなら、OKIの「EXaaS音声クラウドサービス」も候補に一つに挙げて検討してみてはいかがでしょうか。